タイトル

転職で未経験者が給与交渉に成功するための5つの交渉術




転職とは言い換えれば「今よりも幸せに生活を送るための手段」です。

ですので、是が非でも転職で収入を増やしたいところ。
とはいえ、特に未経験の分野への転職の場合、給与アップは難しいと考える人が多いです。

そこで今回は、未経験の分野への転職で給与交渉をするときのポイントについて紹介します。

未経験者が転職で給与交渉するのはタブー?

厚生労働省が公表している「2018年の雇用動向調査」によると、転職したことで賃金が増えたという人は、全体の37.0%となっていて、データが比較できる2004年以降で最高水準だということです。

こうした背景には深刻な人手不足があり、企業は賃金を引き上げてでも人材を確保しようとしているということがあります。

しかし、この数字はあくまでも「転職者」という大枠内での数字です。おそらく転職で賃金が増えた人の大部分は未経験の分野への転職者ではないでしょう。
未経験者の給与交渉は無理?
実際、未経験の転職者の受け入れに対して難色を示す企業は多いです。
確かに、企業は、戦力になるかわからない未経験者に対して多額の給与と時間を投資しなければならないので、言い方によっては、未経験者の採用はお金をタダであげるようなもの。
そのようなことを考えると、未経験の転職者には給与交渉の余地がないように思えます。

しかし、未経験者だから給与交渉してはいけないということはなく、交渉次第では未経験者でも給与交渉して前職よりも年収をアップさせることができます。

未経験者が転職で給与アップするための5つの交渉術

では、具体的にどのように給与交渉すればよいのかについてですが、本記事では5つのポイントを紹介します。

前職の収入をベースにする

給与交渉して前職より年収がアップできれば最高ですが、最悪なのは前職よりも年収が下がってしまうことです。
これでは転職によって人生がハッピーになるどころが、以前よりアンハッピーになるかもしれません。

ですから、まずやるべきは前職の給与は最低限下回りたくないというアピールをして防御線をしいておくこと。
前職の収入を明かす
前職での基本給、残業、賞与、住宅手当や家族手当などの各種手当がどのくらいであったか、その数字を正確に先方に伝えて「処遇を決めるときの検討材料にしてほしい」としておくのです。

こうしておくことで、まずは以前の給与を下回るのを回避できる可能性は高くなります。

タイミングよく交渉する

給与交渉はタイミングが非常に大切です。
このタイミングについては、自分が面接官側だったらどう思うかを想像すると理解しやすいです。

例えば、採用面接の場で開口一番に給与の交渉をされたらちょっと引いてしまいますよね。
ベストな交渉のタイミングは、相手から「給与はどのくらいを希望していますか?」と聞かれたとき。
または、「何か質問や心配なことはありますか?」と聞かれたときです。


ただ、ポイントとしては、内定が出た時点や一次面接を通過して内定が出そうな雰囲気が感じられる場合などに限られます。

この段階までくれば「この人を採用することは会社に利益になるかもしれない」と採用側が感じているわけですから、交渉に応じてくれる可能性は高くなります。

「やる気と根性」で押し通すのはNG

「未経験ですが、やる気と根性は誰にも負けません、だから給与をアップしてください」と交渉する人も中にはいますが、成功することはありません。

例えば、化粧品のセールスマンに「この化粧水は一生懸命作ったんです!でもお肌に効果があるかどうかはわかりません。」とPRされても、その商品を買う気にはなれないでしょう。

企業も“よくわからないもの”に投資することはありません。やる気と根性を武器に給与交渉すれば「根拠のない無責任なことを言う人」とレッテルを張られてしまいます。

【関連記事】転職の面接で受からない人の5つの特徴と改善策

今自分にある資源をフル活用する

未経験であっても「この人は会社の利益になるはずだ」と思わせることができれば、給与交渉の余地はあります。

ですので、今自分が持っている資源(資格や人脈)の中で交渉材料がないかをチェックしてみましょう。

例えばマーケティング関係のMBAや、マイクロソフトの認定技術者の資格であるMPCなどの資格を持っていると経験のなさをフォローできることがあります。
資格が交渉の強みになることも
また、前職までで築いてきた人脈も交渉材料になり得ます。
前職の顧客が転職先でも顧客対象になる場合もあるでしょうし、転職先に新しいビジネスを持ってこれる人脈があるならば、それを高く評価される場合があります。

【関連記事】資格がないと転職に不利?企業は資格をどう評価するのか

未経験であるがゆえの強みを探す

「未経験であるがゆえに転職先に新たな視点を持ってくることができる人だ」と評価されれば、給与交渉しやすくなります。
例えば、生保業界のシステムエンジニアからコンサルタント会社に転職する場合、生保業界の知識やSEとしてのスキルが高く評価される場合があります。
また、営業職から広報に転職する場合、営業職で培ってきた数字感覚が広報の仕事に新しい視点を持ってくるかもしれません。

ですので、未経験者であっても、培ってきたものが転職先で評価される場合があり、それは給与交渉の材料となるわけです。

自信を持って自分のスキルや実績をアピールしましょう。

【関連記事】【未経験から異業種へ】失敗しない転職をするためのコツとは?

給与交渉をしても希望額に達しないときは?

これまで、転職で未経験者が給与交渉する上でポイントとなることを5つ紹介してきました。

ただ、こうしたテクニックを駆使して交渉しても希望額に達しないことはあります。
その場合は、入社後にどれだけの結果を出せば、どのくらいの昇給が期待できるかを先方に確認しておくといいかもしれません。


入社後の努力次第で給与アップが見込めるのであれば、モチベーションを保つことができますし、給与交渉がうまくいかなかったとはいえ、転職に失敗したわけではないからです。

ですので、ひとまずは「給与アップは仕事で結果を出してこそついてくるもの」と前向きに考えるようにしましょう。