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知っておくべき!ベンチャーに転職する際のメリット・デメリット




小さな会社から大企業に転職するのはなかなか至難の業ですが、大企業出身者がベンチャー企業に転職するのは比較的難しくありません。

最近ではIT系のベンチャー企業への転職が人気のようですが、今回はベンチャー企業に転職するメリットとデメリットをそれぞれ3つ紹介します。

ベンチャー企業に転職する3つのメリット

それではまずベンチャー企業に転職するメリットについて3つあげたいと思います。

実はベンチャー企業には、大企業にはない魅力や可能性がたくさんあるのです。

ストックオプションをもらえる場合がある

現在は小さくても、大成長を目標としているベンチャー企業の場合、ストックオプションをもらえる会社も少なくありません。

ストックオプションとは、株式会社の社員が、あらかじめ定められた価格の自社株(権利行使価格)を取得できる権利のことです。
例えば会社の株価が1株1,000円のときに「以後の5年間は株価の変動に関わらず常に1株1,000円で購入できる」というような権利を従業員が得るというわけです。


この場合、その3年後に会社の株価が上がり、1株3,000円になった場合、従業員はストックオプションの権利を行使すれば、1株1,000円で株を買い上げることができます。
ストックオプション
その買い上げた株を市場価格の1株3,000円で売却した場合、1株2,000円の売却益を得ることができるわけです。

これとは反対に、会社の業績が低下し株価が下落した場合は、ストックオプションの権利を行使しなければ、株を購入したことにはなりませんから、これにより株で損をするなんてことはありません。

例えばフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーク氏は、ストックオプションの仕組みで10億500万ドルを手にしたと言われています。
このレベルまでいかずとも、ストックオプションで数千万、数億円を従業員が得て自分の会社を設立したり、セミリタイアしたりすることは少なくないのです。

体系的にビジネスを学べる

大企業では、さまざまな業務が分業制となっています。

営業に配属されれば営業一筋、開発に配属されれば開発一筋といった形で仕事をすることになり、自分の部署以外の仕事には関わらないため、他部署では何が行われているのかとか、会社全体としてどんな課題があるのかなどが見えにくく、会社のビジネス全体を把握するのは難しいです。

ところがベンチャー企業の場合は、人員がそう多くはありませんから、複数の業務を一人の社員がこなすことになります。
例えば、開発から営業、入金完了までを一人ですべて行うというようにです。また、経営に直接的に関わることはないとしても、経営者と社員が今後の経営方針について意見交換したりする機会も多くあります。

ですので、ベンチャー企業では従業員でありながら経営者に近いポジションで仕事ができるということです。

独立起業が見えてくる

前項でお話ししたように、ベンチャー企業では体系的にビジネスを学べる形になりますから、独立起業も見えてきます。
大企業においては、先にも述べたように分業制になりますから、ある分野において能力が秀でていたとしても、それ以外のことにはほぼ素人です。
開発はできても、販路を持っていない、経理ができない、法律にも無知という状態では、独立起業はかなり難しいでしょう。

その点ベンチャー企業では、新しいビジネスを自ら企画して実行したり、顧客の新規開拓をしたりする機会が非常に多いですから、独立起業してやっていくためのスキルやマインドを身につけることが可能です。

ベンチャー企業に転職する3つのデメリット

ここまでで、ベンチャー企業に転職するメリットについて紹介してきましたが、当然のことながらデメリットもあります。以降でデメリットを3つ紹介しますので、メリット・デメリットの両面をよく理解しておくことが大切です。

倒産の危険度が高い

やはり最大のデメリットは倒産の危険度の高さではないでしょうか?
ベンチャー企業は倒産のリスクが高い
サイバーエージェントや楽天などもいわゆる“ベンチャー”の部類に入りますが、このようなベンチャーであっても規模が大きく知名度が非常に高い企業を除けば、ほとんどのベンチャーは信用力、資金力では到底大手企業にはかないません。
しかも、ベンチャーの多くは大企業が攻めないニッチで小規模な市場で事業展開している場合が多いですから、思ったほど売り上げが伸びずに倒産してしまうというようなことは多々あります。
ベンチャーに転職したが早々に倒産してしまい、また再就職活動に逆戻りというリスクも往々にしてあるわけです。

【参考記事】中小企業の倒産や解散、生存率などのデータはこちらの記事で紹介しています

経営者と合わないと続かない

ベンチャー企業の場合は、経営者の考え方や個性がそのまま経営方針や社内のルールに反映されるという傾向が非常に強いです。

こうした背景もあり、社風も大企業と比べてベンチャー企業の場合は“クセ”が強く、それでいて結果に対しての評価も厳しいのが特徴。

こうした独特の風土にマッチすれば問題はないのですが、そうでない場合は、仕事を継続していくこと自体が難しいでしょう。
ですので、ベンチャー企業に転職する場合は、業務内容や給与、待遇をチェックすることも大事ですが、まずは社風や経営者(または経営陣)の考え方と自分のそれが合っているかどうかを最重要チェック項目にすべきです。

大企業のような福利厚生は期待できない

例えば病気になって仕事を長期間休むとか、育児のために1年間休業する必要が生じた場合、大企業であれば、休業期間中一定の額の給与保証をしてくれたり、復帰するまで社内のポストを開けておいてくれたりするかもしれません。

しかし、ベンチャー企業の場合はそのような待遇はまず受けられないでしょう。

先にも述べたように、ベンチャー企業は大企業のように資金が豊富にあるわけでなありません。どちらかというと、ギリギリのところで何とか運営しているというところがほとんどです。

今は大企業が破産したり、大幅な業績悪化で大量に人員削減したりする時代ではありますが、それでもやはり大企業とベンチャー企業の資金力には雲泥の差があるのです。

【関連記事】【自分に合った仕事の見つけ方】転職で失敗しないための実戦的テクニック

まとめ

本記事では、ベンチャー企業に転職するメリットとデメリットをそれぞれ3つずつ紹介してきました。

ベンチャー企業は安住とは無縁でいつもサバイバル。しかしその分、自身を大きく成長させるチャンス、独立起業のチャンス、お金をたくさん稼げるチャンスが転がっており、これは大企業ではなかなか得ることができないチャンスなのです。

今もし、ベンチャー企業への転職を考えているのであれば、メリットとデメリットの両面をしっかり踏まえた上で決断することをおすすめします。