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仕事を辞めたい理由を正直に上司に伝えるべき?円満退職のためにすべきこと




退職の申し出をした場合、間違いなく問われるのが「理由」です。

では、仕事を辞めたい理由が現状の会社への不満や上司への不満である場合、その旨を正直に伝えるべきでしょうか?

波を荒立てずに円満退職したい人に参考になればと思い、今回は以下の点を紹介していきます。

仕事を辞めたい理由を正直に上司に伝えると面倒なことに発展する可能性も

家族の介護、自分自身の病気、転居などのやむを得ない理由で、退職を余儀なくされるケースは実はさほど多くはありません。

10年間人材の仕事に携わってきた筆者ですが、社員が会社を辞める理由は以下のケースがほとんどでした。


  1. 嫌な上司のもとから一刻も早く離れたい
  2. 会社の待遇に不満がある
  3. 会社に将来性がないと判断し見切りをつけた


退職希望者にとって、仕事を辞めたい本当の理由が上記のいづれかの場合は特に、正直に伝えるべきかどうかは悩むところ。

例えば、仕事を辞めたい理由が上司への不満である場合、その旨を当の本人にぶつけることになるわけで、角が立つのではないか?怒られるのではないか?と心配にもなりますよね。
気まずい
また、辞めたい理由が会社への不満であることを伝えれば「改善するから考え直してくれないか」と引き留められたりしてややこしくなるかもしれません。

ようするに「辞めたい理由」の内容によっては、スムーズに退職できなかったり、面倒なことに発展しかねないのです。

辞めたい理由は捏造した方がよい?

会社によっては、退職者に対して、退職理由のヒアリングや意思確認を社長や役員も同席して行うというところもあります。

その時に、上司への不満、労働条件などの会社への不満を言ったら角が立つのではないか?と考えると、本音を伝えにくいものです。

このようなわけで、仕事を辞めたい本当の理由を言わない人の方が多いようです。

実際に、全国の成人男女100名(平均年齢36.3歳)を対象に、ある企業がインターネットで退職に関するアンケートを実施した結果、下記のようになりました。
辞めたい理由を正直に伝えたかを調査したデータ
退職者の約6割が本当の理由を言わずに退職しているのです。

実は、意外かもしれませんが、このような傾向を歓迎する経営者も多いのです。

人材会社に10年勤務していた筆者も、たくさんの会社経営者とお話しをする機会がありましたが、退職希望者の本音をあれこれヒアリングしたい経営者は意外と少ないのが実情です。

なぜなら、退職希望者は長年溜まった恨みつらみを話すだけで、聞いているとウンザリするのだそうです。
うんざりする経営者
そのようなヒアリングを通して「会社の課題や改善点が発見できた」というようなことは、ほとんどないようです。
このようなことから、仕事を辞めたい本当の理由を素直に伝えることは、退職を希望する社員と経営者の双方にとって、必ずしも最善とは言えないのです。


だからと言って「ウソの退職理由」を言えということではありません。

仕事を辞める理由について、正確な情報を経営者に伝えなければならないという法的なルールはないということです。

つまり、仕事を辞めたい本当の理由をわざわざ伝える義務はなく、「一身上」ということで十分なのです。

では、もし、会社側があなたの退職理由に納得しなかった場合、どうしたらよいでしょうか?

辞めたい理由をスマートに伝えるコツ

辞めたい旨を伝えても、渋ってなかなか辞めさせてくれないケースも少なくありません。

ある意味それは、会社があなたを必要としている証拠なので、ありがたいことかもしれませんが、丸め込まれてしまっては、現状からいつまでも抜け出せません。

ハッタリをかますべきか?本心をぶちまけるべきか?

そのようなときにおすすめしたいのが、辞めたい理由を「ポップコーン」して伝えるということです。


ポップコーン

辞めたい理由を「ポップコーン」して伝える

仕事を辞めたい理由をスマートに伝えるためには、事前に準備が必要です。

もし、相手が納得する理由をスマートに伝えることができず、しどろもどろになってしまったりしたら、丸め込まれてこちらの主張を却下されてしまうかもしれません。

あなたが対峙する相手は、あなたよりも人生経験が豊富でしょうし、同様のケースを何度も経験しているので、それなりに手強いわけです。

ですから、事前に伝えたいことを整理しておくことがまず大切です。

それに加えて、その内容を「ポップコーン(膨らませる)」するのです。

この手法は「話しを盛る」と似ているようで少し違います。簡単にいうと「捉え方によっては、そうとも言えるよね」というレベルまで話しを上手に「膨らませる」という感じです。

わかりやすいように、ここで例を上げます。


会社に嫌気がさして辞めたいというのが本音だが・・・
仕事を辞めたい男性

ポップコーンして伝えると

これまで、こちらの会社で色々な業務を経験させていただく中で、●●の開発の仕事にも興味が湧いてきて、是非、それに関わる仕事がしてみたいんです。
転職してキャリアアップしたいのですが、応援していただけないでしょうか?


上司に不満があるのが本音だが・・・
仕事を辞めたい男性

ポップコーンして伝えると

こちらの職場で、たくさんの人達と関わる中で、色々勉強させていただき、とても成長できました。
実は、他の会社からオファーをいただいていて、こちらの会社で得られた経験をもとに、他の分野の人たちともたくさん関わっていき、こちらの会社で培った経験を活かしていきたいんです。

まとめ

いかがでしょうか?

これら2つは、「真っ赤なウソ」ではなく、「考え方によってはそうとも捉えられるな」と言わざるを得ない伝え方ではないでしょうか?

ポイントは、決してウソはつかず、話しを上手にポップコーンする(膨らます)ことなのです。


会社を辞めたい旨を上司に伝えるのは勇気がいることですし、伝えるタイミングを計るのも難しいですが、ようするにテクニックです。

しっかり準備して臨みましょう。